アイ,ロボット

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僕よりも鉄腕アトムのほうがお兄さんだ。モノゴゴロがついたときにはドラえもんが活躍していた。弟と遊ぶときは、チップスターの空き筒を腕にはめて、コブラのマシンガンを真似したものだ。

ロボットはヒーロー。ロボットは愛すべき存在。ロボットは夢の実現。そんな日本のロボット観が「トモダチ」的な友好的存在であるのに対して、アメリカのロボット観は管理すべき「邪悪」な対象というようなものらしい。

ロボット三原則もそんなアメリカ的な発想の中から生まれたのだろう。しかし、そんな原則を持ち込むからこそ、ロボットや周りの人間が悩むシチュエーションが発生するのではないか。人間の場合だと、罪を犯した者は個人・個体が責任を問われる。(そもそも罪を犯すというのも、法律という社会性の中で生まれた規則だが。)しかし、ロボットの場合は、「じゃあ、他のロボットは大丈夫なのか?」というドタバタが展開されることになる。

結局、工業生産品としての域を出ていないんだろう。ドラえもんがのび太君を叩いたとしても、「じゃあ、他のネコ型ロボットはどうなんだ!?」なんて発想にならないもの。ドラえもん自体、もともと不良品なのだから、その存在を許している社会は非常に寛容だ。

自分の生活を振り返ってみれば、人に誇って言えるような普段から意識している生活上の原則なんて持っていない。「家族を大切にする」とか「ご飯は必ず大盛り」とか、なにかひとつでも自分を律する原則があればより豊かな生活が送れるのかもしれないが、自分自身がロボットになってしまうような気がする。結局、「無原則生きる」という原則に沿っている現状維持が最善の選択なのだと信じている僕は、人間らしい。

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